西表島の大自然やツアー内容をご紹介
日本の端っこ・西表島の日常や島民しか分からないレアな情報も登場するかも!?
サニーデイの新メンバー?2019/09/22
今年はバンバン台風が接近する西表島。
台風に備えて、外に出してある植木鉢をしまっていると……
植木鉢の下から、サソリが出てきました。
サソリ……と聞けば、アフリカの砂漠やアマゾンの奥地に住んでいる危険生物、というイメージの方が多いのではないでしょうか?
ですが意外なことに、日本国内にも二種類だけサソリがいて、ここ西表島にはその両方が生息しています。
これはそのうちの一種類「ヤエヤマサソリ」。
体長は3センチくらい。尻尾の先に毒針がありますが、とても小さいのでヒトの皮膚を貫通できません。
このヤエヤマサソリは珍しい事に、単為生殖をするサソリです。
つまり、オスがほとんど存在せず、メスのみで子孫を残せるという事ですね。
このヤエヤマサソリもおそらくメスであると思われるので「ヤエちゃん」と名付け、しばらくサニーデイに住んでもらおうと思います。
ちなみにヤエちゃんの餌はシロアリなどの小昆虫。餌を採ってくるのも大変だ……。
スタッフ 船越
サキシマカナヘビ2019/09/11
ジャングルの中を歩いていると、木の上からカサカサと音が聞こえることがあります。
音の正体はサキシマカナヘビでした。
ヘビと名前が付いていますが、カナヘビはトカゲの仲間。よくいるトカゲとは違って、主に木の上で生活しているトカゲです。
細い枝の上でバランスを取るために尻尾は全長のの3分の4を占め、色も葉っぱによく似た緑。
日光浴が好きなので、日当たりの良い場所でのんびりしているのを見ることが多いですね。
ただ、木の上で暮らしているため、地面を見ながら歩いているツアー中は、なかなかお目にかかれない生き物。ラッキーです。
と、写真を撮っていると…
もう一頭やってきました!オスとメスでしょうか…?
こうやって見ると、葉っぱに紛れて、どこにいるのか全然わかりませんね…
この写真の中には三頭のサキシマカナヘビが隠れています。
見つかりましたか?
スタッフ 船越
キモかわいい生き物。2019/09/09
台風通過後、ジメジメ湿度の中ピナイサーラへの滝つぼへトレッキング。
道の真ん中で何やらゆっくりと動く物発見!
↓虫が苦手な人は注意です。
アマビコヤスデ。
ヤスデ類のなかでは比較的大型で、5センチくらい。
近い仲間のムカデとよく間違われますが、肉食性のムカデに対しこちらは草食性。落ち葉などを食べ、動きもゆっくりでおとなしいです。
毒はありませんが、危機を感じると独特の匂いを出します。
湿布のような、薬品のような……それほど嫌な匂いではありませんが、鼻に残る感じです。
一部の愛好家にはペットとして可愛がられているこのヤスデ。
手に乗せてみたい方はぜひガイドに声をかけてみてください!
スタッフ 船越
シーサー似の蜘蛛。2019/09/08
このクモは「チブサトゲグモ」。琉球列島では最もありふれたクモの一種です。
でもこのクモをよく見ると、背中の模様が何かに見えてきませんか…?
ひっくり返してみると…
なんとなく「シーサー」に見えません?
あの有名テレビ番組「探偵ナイトスクープ」でも、シーサーに似たクモとして紹介されました。
ロケは、お隣の竹富島でやってましたけど(笑)。
庭先でもよく見かけるので、ぜひこのカワイイ蜘蛛を見つけてみてください。
スタッフ 船越
沖縄人の長生きの秘密。2019/08/31
夏休みも終わる8月31日。
とても賑やかだった西表の夏もピークを過ぎ、やっと一息といった感じ。
しばらくサボり気味だったブログの更新も、ぼちぼち再開していきます。
西表島には「食べると長生きできる」と伝わる植物が自生しています。
今回紹介するのはこの「長命草」。
正式な名前は「ボタンボウフウ」という、セリ科の多年草です。
漢字で書くと牡丹防風。牡丹のように葉が開くことからついた名前のようです。
沖縄県では古くから、滋養強壮に効くとして食用とされてきました。
そばの麺に練りこんだり、そのまま天ぷらとして食べることが多かったようです。
ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれていますが、かなり苦味が強いです。
生のままで口に含むと、野草そのままの苦さが口いっぱいに…健康のためとはいえ、僕にはこれを常食するのは難しそうです…(笑)
スタッフ 船越