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 西表島限定のバッタ2020/01/09

西表島は言わずと知れた固有種の宝庫。多くの生き物が生息しています。

しかし、実は世界でこの西表にしかいない生き物というのはそう多いわけではなく、石垣島、台湾などと共通の種が多いんです(それでもこの八重山諸島にしかいない、というだけで十分珍しいんですが)。

 

そのため、名前に「イリオモテ」とつく動物も実は少なく、パッと思いつくのはイリオモテヤマネコぐらいではないでしょうか?

 

そんな貴重な「イリオモテ」ですが、意外な生き物の名前についていたりもします。

 

それがこの「イリオモテモリバッタ」。西表島の固有亜種のバッタです。

 

 

黄緑の体に黒のライン、青と赤の足と、ド派手なバッタです。

クワズイモやゲットウなどの生える、林道沿いの草むらに多く棲んでいます。

 

西表島にしかいない、ということでヤマネコのように珍しいのかな?と思いきやそこそこの数をみることができます。

そして実は石垣島にもイシガキモリバッタ、与那国島にはヨナグニモリバッタという仲間が棲んでいて、細かく種として分類されてしまった結果この島の固有亜種になってしまった、という事情があったりします。

 

生物の分類って複雑ですが、とても興味深いですね。

 

スタッフ 船越

 

 いい天気だな〜2019/10/16

 

天気が良かったので、白浜までドライブ行ってきました〜。

白浜は、船でしか行けない船浮地区を除くと、西表の一番はしっこの集落。

 

上原〜大原をつなぐ唯一の道路、県道215号線の起点でもあります。

そしてこの県道、実は沖縄県内最長の道路でなんです。

 

こんな気持ちいい晴れの日は、白浜港でのんびり釣りでもしたいネ〜。

 

スタッフ 船越

 

 

 サニーデイ西表修行:アダナデの滝編2019/09/23

嵐のような怒涛の夏休みも過ぎ去り、西表にものんびりとした穏やかな時間が戻ってきました。

 

ですが、忙しい夏の余韻がまだまだ残っている我々スタッフ。丸一日ツアーのない日が突然できてしまうと、体がカヌーを求めてつい動いてしまう……

 

そんなわけで、今回はスタッフ一同で西表島の秘境へ。

ジャングルの奥地にひっそりと存在する、「アダナデの滝」へ行ってきました。

 

アダナデの滝は西表島の西部地区を流れる仲良川の支流、アダナデ川にあります。

そのまま仲良川を上っていくと、去年に訪れた「ナーラの滝」に到着するのですが、今回は途中で支流へと逸れる様な感じです。

「サニーデイ西表修行:ナーラの滝」はこちら!

 

 

 

出発は前回と同じ白浜港。

ここから1時間ほどのカヌー旅。

 

 

去年はヒーヒー言いながら漕いだ記憶がありますが、この1年で僕も成長したのでしょうか。

ほとんど疲れることもありませんでした。

 

 

カヌーを係留すると、ここからはトレッキング。

アダナデ川に沿って上流へと進んでいくのですが、川の中をばしゃばしゃと歩いていくタイプのルートなのでなかなか大変。

 

 

あまり人が通る様なところでもないのか、道っぽさもゼロ。初めての方が一人で向かうのは難しそうです。

途中は、完全に水に浸かりながら進むところもあるので防水バッグは必須です!

コケで非常に滑りやすい道なので、ヘルメットも装着していきます。

 

 

 

途中で水をかぶって一休み。

今日は気温も高かったので、冷えた水がとても気持ちいい。

 

 

 

アダナデの滝に到着!

落差は6メートルほどで、それほど高くはありませんが、亜熱帯のジャングルに囲まれた神秘的な滝です。

 

そしてこの滝の魅力はそれだけではありません。

滝つぼが広く、のびのびとしたスイムが楽しめちゃうのがイイですね。

 

 

 

滝の正面では飛び込みも。

 

 

魔法使いの気分になってみたり。

 

 

くつろいでみたり。

 

滝を訪れた際は、ぜひ面白飛び込み写真を撮ってみてください。

 

 

帰りももちろんトレッキングとカヌー。

しかし帰りは潮が引いて、行きはカヌーで通ることができた川も浅くなり、カヌーを引きずる場面が多くて少しだけ大変でした。

 

 

一時間ほどかけて白浜港へ帰還。

本当は近くにあるまた別の滝へもいく予定だったのですが、思っているより潮が引いていて進むことができなかったので断念。

いずれまたの機会にご紹介します。

 

 

西表島にはまだまだたくさんの滝があるので、一つずつ制覇していきたいと思います。

 

 

スタッフ 船越

 

 サニーデイの新メンバー?2019/09/22

今年はバンバン台風が接近する西表島。

 

台風に備えて、外に出してある植木鉢をしまっていると……

 

 

植木鉢の下から、サソリが出てきました。

 

サソリ……と聞けば、アフリカの砂漠やアマゾンの奥地に住んでいる危険生物、というイメージの方が多いのではないでしょうか?

ですが意外なことに、日本国内にも二種類だけサソリがいて、ここ西表島にはその両方が生息しています。

これはそのうちの一種類「ヤエヤマサソリ」。

 

 

体長は3センチくらい。尻尾の先に毒針がありますが、とても小さいのでヒトの皮膚を貫通できません。

このヤエヤマサソリは珍しい事に、単為生殖をするサソリです。

つまり、オスがほとんど存在せず、メスのみで子孫を残せるという事ですね。

 

このヤエヤマサソリもおそらくメスであると思われるので「ヤエちゃん」と名付け、しばらくサニーデイに住んでもらおうと思います。

 

ちなみにヤエちゃんの餌はシロアリなどの小昆虫。餌を採ってくるのも大変だ……。

 

スタッフ 船越

 

 サキシマカナヘビ2019/09/11

ジャングルの中を歩いていると、木の上からカサカサと音が聞こえることがあります。

 

音の正体はサキシマカナヘビでした。

 

ヘビと名前が付いていますが、カナヘビはトカゲの仲間。よくいるトカゲとは違って、主に木の上で生活しているトカゲです。

細い枝の上でバランスを取るために尻尾は全長のの3分の4を占め、色も葉っぱによく似た緑。

日光浴が好きなので、日当たりの良い場所でのんびりしているのを見ることが多いですね。

ただ、木の上で暮らしているため、地面を見ながら歩いているツアー中は、なかなかお目にかかれない生き物。ラッキーです。

 

と、写真を撮っていると…

 

 

もう一頭やってきました!オスとメスでしょうか…?

 

こうやって見ると、葉っぱに紛れて、どこにいるのか全然わかりませんね…

 

 

この写真の中には三頭のサキシマカナヘビが隠れています。

見つかりましたか?

 

 

スタッフ 船越

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