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 虫にぃにぃのアフリカ旅!発見した生き物編2026/08/28

お久しぶりです、虫にぃにぃです。

更新が遅くなり申し訳ありません!続きを書かなければ……と思ううちにあっという間に夏休み突入してしまいました。

 

お待たせしました!今回の旅の目的である、生き物を紹介する番です。

前にもお伝えしたとおり、一番の目標はホウセキカミキリ。

この美しい昆虫の生きた姿を目撃することはできるのでしょうか?

 

カメルーンに到着した翌日から、虫採り村へ行ってみます。ホテルから村までは約10キロ。タクシーを使うか、どうにもならない場合は危険を承知で歩いて行く事も覚悟していました。しかし、タクシーを呼んでもらおうとホテルのスタッフに声をかけたところ「タクシーはこの街にはほとんどない。歩いて行くのも危険だ。金を払ってくれるなら、うちのホテルのボスが車で送ってくれると思う。」というありがたい提案が。お言葉に甘えて、村までの送迎をお願いすることに。

アフリカといえどもタクシー代はそこまで安くはないのですが、これから毎日送り迎えをしてもらうであろうボスにヘソを曲げられても困るのでチップも含めて十分な額を払います。アフリカの暑く危険な道を往復4時間も歩くことを考えると、このくらいの出費は必要経費ですね。

 

村についていきなり、カラフルな色のトカゲがお出迎え。噂には聞いていた「レインボーアガマ」。西表島に生息するキノボリトカゲと同じアガマ科で共通する部分はありますが、警戒心が強くなかなか近づかせてくれませんでした。写真も、デジカメではここまでの距離で精一杯。

メスは地味な色ですが、繁殖期のオスは上半身がオレンジ色に変わるそうです。ちょうど繁殖のシーズンだったのか、名前の由来でもある派手な姿を見ることができてラッキーです。

日本でもペットとして輸入され、専門店では購入できることもあるそうです。もちろん、それは正規の手続きをした専門店だから輸入できるのであって、個人的に捕まえたトカゲを生きたまま飛行機内に持ち込んだら普通に逮捕されると思います。アフリカで警察に捕まるなんて考えただけでも恐ろしいので断じてやりませんが。

 

村の隣には川が流れていて、その辺りでは水を吸うために集まってきたチョウを捕まえることができます。

アフリカオナシアゲハ。カメルーンではよく見るチョウらしく、日本でいうところのナミアゲハ、キアゲハのような扱いかもしれません。見た目もそっくりですが「オナシ」の名前の通り、アゲハチョウの特徴である長く伸びた尾状突起がありません。オナシアゲハの仲間は台湾などにも生息していて、南風や台風の風に乗って八重山諸島に飛んでくることもあるそうです。西表島で、偶然飛んできたオナシアゲハを採るのは密かに目標にしていたことなのですが、先にアフリカで採っちゃいました。

オナガコモンタイマイ。日本にも生息するアオスジアゲハの仲間です。南米の昆虫採集でも同じ仲間のチョウを捕まえましたが、アジア、南米、アフリカと全く違う大陸に来てもチョウは姿がよく似ているものがいます。

西表島でもアオスジアゲハ、そして近縁種のミカドアゲハがいて、よく晴れた日は川べりで集団吸水している姿を見ることが出来ますが、アフリカでもその生態は大きくは変わらないようです。アオスジアゲハの仲間は高速で飛び回りなかなか捕まえられないのですが、水を吸いに地面に止まったところを採るという定番の方法が使えました。

 

オスジロアゲハ。ご覧の通りオスの羽が真っ白なことから名前がつきました。森の中を高速で飛び回っていたところをキャッチ。

メスは全く白色ではなく、毒のあるマダラチョウの仲間に擬態しているそうです。その擬態は見事なものらしく、僕もマダラチョウと間違えて実は捕まえていた可能性もあります。

 

 

ここまででたくさんのチョウを捕まえたのですが、目的のカミキリはおらず。「この虫が採りたいんだ!」と写真を見せてアピールすると、明日はホウセキカミキリがたくさんいるポイントに連れて行ってくれるようです。

 

次の日。

昨日とは別の場所へ向かいます。森の中を歩いて1時間ほどで、案内されたのは開けた伐採場。農園を作るために切り倒された木がそのまま放置されている場所らしく、倒れた木に卵を産みにやってくるカミキリを捕まえるのに絶好の場所です。

とはいえ、未だアフリカでカミキリを採った経験はなく、どうやって探したものか。

とりあえず、日本の伐採木に集まるカミキリを採るのと同じように丁寧に木の周りを観察してみます。

 

すると、隣を歩いていたガイドさんが突然ダッシュ!網を振って何かを捕まえたようです。

 

 

ホウセキカミキリ!ついに念願の虫に会えました。

このカミキリは綺麗な黄緑色で、カライスホウセキカミキリと呼ばれています。ホウセキカミキリの中間はアフリカ大陸に広く生息していて、その種類もたくさん。種によって様々な色、模様のバリエーションがあります。

 

どうやらカミキリを採るには木に止まっているものを探すのではなく、この広場を飛び回っているものを見つけるのが良いようです。ガイドさんが次々と飛んでいる虫を網に入れて行くのを横目に、なんとか自分でも採りたいと。気持ちを奮い立たせます。

目が慣れてくると、意外と多くの虫が飛んでいるのが見えます。そのほとんどは網の届かないどこか遠くへと飛び去ってしまうのですが、たまに、網の届く位置に着地することがあります。その場所を見失わないように、転がっている丸太を乗り越えてそっと近づいて……

 

自分の手でゲット!これでもう思い残すことはありません。

オレンジ色をベースに水色の模様が入る美しいカミキリです。ここカメルーンにもたくさんの種類のホウセキカミキリが住んでいますが、その中でも代表となるのがこの種類です。グループ名ではなく種名として単に「ホウセキカミキリ」と言えばこのカミキリのことを指しますが、学名からプルシラホウセキカミキリと呼ぶこともあります。

こちらもオレンジと水色のカミキリ。しかし、よく見るとさっきのやつとは模様が違うので別種です。クリソプラスホウセキカミキリですね。

この後も、満足するまで採集を続けました。探し方がわかれば意外と簡単に見つけることができて、数分に一度は飛んでいる姿を見かけます。

しかし見つけられる事と捕まえられる事はまた別の話。自分は飛んでいる虫を追いかけるので一杯一杯。なんとか数匹捕まえて、疲れ果ててガイドさんのところに戻ると、彼は軽く30匹近くの虫を捕まえていました。やはり、経験と技術では現地の人には敵いませんね。

 

そんなこんなで、1週間ほど滞在して昆虫採集を楽しんだ中で、狙いであったホウセキカミキリを3種類捕まえることが出来ました。そのほかにも数々のチョウ、カミキリ、そして意外に面白かったのはカメムシの仲間など、まだまだご紹介したい昆虫は盛りだくさんなんですが、今回はここまで。また機会があればご紹介したいと思います。

カメルーン、ぜひ行ってみてください!と気軽に言うにはあまりにも時間、お金、治安などに不安のある場所ですが……虫好きなら人生で一度は訪れたい国なのは間違いありません。

虫のためならどこへでも行ける!という、僕と同じくらい虫に狂った方がいたら、ぜひ。

 

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