西表島の大自然やツアー内容をご紹介
日本の端っこ・西表島の日常や島民しか分からないレアな情報も登場するかも!?
西表洞窟探検隊!!2018/01/29
北風が吹きすさびますが、平均気温は16度で、本州の冬と比べるととても過ごしやすい冬の西表島。
今日はそんな冬でも楽しめちゃう、西表のおすすめスポットを紹介します。
それが、西表島の鍾乳洞。
皆さんも「鍾乳洞」という言葉は聞いたことがあると思います。
洞窟の中はこんな風に、複雑な形をしています。
ですが、なぜ洞窟の中で石がこんな形で残っているのでしょうか?
鍾乳洞を形作っているのは「石灰岩」という特殊な石です。
石灰岩は大昔に死んでしまったサンゴなどの生き物が、長い年月をかけて石になってしまったものです。
西表島は、海の底で形成された「琉球石灰岩」が地殻変動で隆起してできた島なので、鍾乳洞も数多く存在するというわけなんですね。
鍾乳洞は、石灰岩が水の流れなどで削れることで洞窟となったもののことです。
そして、鍾乳洞と言えばコレ!!
これは「鍾乳石」。つららみたいに垂れ下がった石が特徴的ですよね。
ではなぜ、こんなにおもしろい形の岩ができるのでしょうか?
洞窟の中は水が流れていますが、この水の中には石灰岩の主成分である「炭酸カルシウム」が溶け出しています。
洞窟内の天井から水がしたたり落ちているところでは、そこで雫の中の炭酸カルシウムが空気に触れ結晶化します。
その結晶が積み重なりやがて、中心にストロー状に管の通った、細い鍾乳石が形成されます。
その後、その管の中を水が通り鍾乳石はどんどん長くなります。結晶化が進み管がふさがれてしまうと、今度は水が鍾乳石の外側を流れ落ち、よりつららを太く、長く成長させていきます。
また、鍾乳石から雫が落ちるその下の地面でも結晶化は起こり、やがて地面から鍾乳石がタケノコのように育っていきます。これはそのまま「石筍」と呼ばれています。
また、鍾乳石と石筍が長い時間をかけてつながってしまうこともあり、これは「石柱」と呼ばれています。
鍾乳石が大きく成長するためにはとても長い年月が必要です。
場所や環境により異なりますが、1㎜成長するために5年以上かかる場合もあります。
また、石灰岩の地層から人が入れるような洞窟になるまでには、何万年という年月が必要なのです。
そんな鍾乳洞には、ケイブパール(洞窟真珠)というとても珍しいものが落ちている事があります。
これは、鍾乳洞内の浅い水たまりの中で、砂粒などを核として成長する鍾乳石の一種です。
水流や水滴の落ちる衝撃で転がりながら、表面に炭酸カルシウムが均等に付着するため、真珠のように丸く成長します。
めったに見つからないので、見つけられたらラッキー!!
いかがでしたでしょうか?
神秘的な鍾乳洞を体験するなら西表島!!
西表島での鍾乳洞ツアーをご検討の方、お問い合わせは 090-6860-9533 までお気軽にお電話くださいね。
スタッフ 船越
2017→20182017/12/31
昨日までの陽気から冬の北風に変わり雲が広がった西表島。
それでもマングローブや亜熱帯の森は静かで、ピナイサーラの滝はいつも通り淡々としております。
今年も無事カヌーツアー業務を行う事ができました。これも単にご参加いただいた皆様、関係者の方々のお陰でございます。
この場を借りてお礼申し上げます。本当に有難うございました!
八重山・西表島に訪れる観光の方々もさらに増加し、それに従事する我々もスピードある変化を求められていると感じております。
2018年もサニーデイは「初めての西表島を楽しむツアーのご提供」という理念の元、真摯に業務に取り組み、変化・進歩し続け、訪れる皆様に沿うものをご提供して参ります。
来年も変わらずご指導賜りますよう、宜しくお願い致します。
簡素な文ではありますが、年末のご挨拶とさせていただきます。
全国的に寒そうな年越しですね。皆様、どうか暖かくしてお過ごしくださいませ。
それでは、良いお年を!
株式会社サニーデイ スタッフ一同
年末年始も休まずカヌーツアーやってます!2017/12/28
サニーデイは12/31も1/1も休まずカヌーツアーを開催しております。
大晦日だけ少しお天気崩れそうですが安全に開催できる範囲内のようで、年末年始は割と天気に恵まれそうです。
西表島のカヌーツアーをご検討の方、お問い合わせは 090-6860-9533 までお気軽にお電話くださいませ。
年末年始は国内最高のマングローブ地帯でカヌー体験を楽しみましょう!
ドングリころころ2017/12/20
みなさん、こんにちは。
西表島は雨が続き最高気温も20度前後と肌寒い日が続いています。この時期は北風が強くとっても寒いので、僕は風から逃げるように西表島の森に入ります。
森の中は、木々が風を防いでくれるおかげで寒くありません。てくてく散策していると、足もとになにやら落ちています。
よく見ると、それはドングリでした。
しかもいっぱい落ちています。
ドングリの正体は、オキナワウラジロガシという木。
奄美大島より南、西表島はもちろん、沖縄島や久米島にも分布しています。”ウラジロ”の名前の由来は、葉っぱの後ろが白いことからきています。
オキナワウラジロガシの大木は、西表島の森の中でもひときわ存在感を放っています。
イリオモテヤマネコやリュウキュウイノシシもオキナワウラジロガシの大木にできた洞(うろ)で体を休めるそうです。
それはともあれ、森に落ちているドングリを拾ってみると、
まあ、びっくり!とっても大きいんです!
実は、オキナワウラジロガシのドングリは日本一大きなドングリなんです!
大きいものは、ぼうしの部分(殻斗)が500円玉くらい。特に八重山地域のドングリは大きくなるそうです!
こうやって並べてみると、黒っぽかったり長細かったりと、色や形に個性があって可愛いですね!
しかし、この大きなドングリは毎年実るわけじゃないんです。花が咲いてからドングリが落ちるまで2年ほどかかるそうです。なので、年によってドングリが豊作の年とそうではない年があるそうです。
さあ、今年はどうかな、いろんなところに探しに行こうっと!
みなさんも西表島に来た際はぜひ、日本一のドングリを探してみてはいかがですか。
スタッフ 大越
自分流、西表島の休日。2017/12/16
12月15日の西表島は晴れ!
この時期には珍しく、雲一つないくらいの快晴となりました。
今日は仕事が休み……とくれば、西表の晴れを満喫するしかありません!
ちょうど、東京から学生時代の友人が西表に遊びに来ていたので、彼らを誘って山へ昆虫採集へ行くことに。
まずは「あるチョウ」を見つけるため、上原集落から車で40分かけて大富林道へ……
林道の入り口。
これだけ晴れていればチョウもたくさん飛んでいるはず……
林道の中はこんな感じ。
捕虫網を構えて、いつチョウが飛んできてもいいようにスタンバーイ……
と、前から黒くて大きなチョウが飛んできた……すれ違いざまに一瞬、メタリックグリーンに輝く翅が。
反射的に思わずネットイン!!
ヤエヤマカラスアゲハ
本州にも生息している、カラスアゲハの八重山亜種。こっちのは緑の光沢が日差しを反射してとても綺麗!!
西表ではさほど珍しくはありませんが、本州ではこんなチョウはなかなか見ることができないのではないでしょうか?
そんなことより、今日の目的は紫に光る「あのチョウ」。
それらしき影を追っては網を振りますが……
ツマムラサキマダラ
これまた紫に光る綺麗なチョウですが、これではない……
目的の「奴」はこいつによく似ているのですが、自分はまだ経験が浅く、飛んでいる時は分からない……
それらしきものを捕まえては逃がし、捕まえては逃がし……
何回網を振ったかわからなくなった頃、網に入った紫のチョウを確認して
「あぁ……またツマムラサキマ……」
ん?翅が丸い……?これは違うぞ!?
マルバネルリマダラ
これです!これが今回の目的!!
本来、西表には生息していませんが、台風や季節風にのってこの島まで飛ばされてくることがあるチョウです。
西表では偶然よそから飛ばされてきた種類なので、あまり数が多くありません。
色も綺麗でカッコイイので、是非ゲットしたかったチョウです。
台湾、グアムなど住んでいる場所によって翅の模様が微妙に違うのも魅力的ですね。
その後も、2時間ほど同じ場所で粘り、3人で4頭を採集。
大原港近くの食堂で八重山そばを食べて、ほくほく顔で帰宅。
有意義な休日となりました。
スタッフ 船越