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 虫にーにー、青く輝くモルフォチョウを捕獲!2025/07/18

南米を代表する蝶といえば、メタリックブルーに輝く翅をもつモルフォチョウ。

今回はモルフォをはじめとした南米の綺麗な蝶をご紹介します。

休みの取れる時期と、一番の目標だったタイタンオオウスバカミキリが現れる時期を考えた結果、雨季に訪れることになった今回の旅行。さすがジャングルだけあって、1日に何度かは、西表に住んでいてもなかなか体験しないような土砂降りがありました。そんな雨の日は蝶がほとんど飛ばないため捕まえるのは苦労しましたが、数少ない晴れ間で精一杯見つけてきました。

ここ仏領ギアナには何種類ものモルフォが生息していますが、今回は天気が悪いのか時期が悪いのか、捕まえたのは一種類だけ。目撃だけなら何種類かはしたんですが、網には入らず……。これに関してはリベンジの必要がありますね。

そんなわけで、捕まえた唯一のモルフォがこちら。

全身青色のモルフォを期待していた方、ごめんなさい。そういったモルフォも採りたかったんですが、今回はこれだけでした。これはアキレスモルフォ、という名前のモルフォチョウ。実はモルフォにもいろいろあって、わりかし地味目なものもいます。

モルフォはその美しさが有名な蝶で、イラストや漫画などの創作物にもモルフォをモデルにしたようなデザインの蝶がよく見られます。しかし、虫マニアの中には、そのデザインを見てモヤモヤする人もいたり……

実はモルフォは翅の表面は綺麗ですが、裏面はびっくりするくらい地味。ジャノメチョウの仲間らしくいくつかの目玉模様はありますが、基本的に茶色一色です。なので、イラストで両面ともキラキラの蝶を見ると、これは虫に詳しくない人が描いた絵だな、と思っちゃいます。

こちらは蝶を集めるトラップ。底の部分にバナナを仕掛けると、蝶は隙間から入ってバナナを食べます。お腹いっぱいになった蝶は出口のない上方向へ飛んでいくので逃げられなくなる、というもの。小型で手荷物に入るサイズのものをいくつか持って行きました。

トラップはホテルの人が設置してくれるものもあり、お金を払ってバナナを購入することで利用できます。大掛かりなトラップを日本から持っていくのは手間がかかるので、ありがたいサービスです。

マエモンジャコウアゲハの一種のように見えますが、調べてもよくわかりません。というのも、南米はとにかく昆虫の種類が多く、その中の多くにはまだ名前が付けられていません。さらに生息している昆虫を網羅した図鑑などほとんどないので、名前を調べるだけで一苦労です。基本的に、巨大だったり、有名だったり、見た目が特徴的だったりする一部の虫しか名前はわかりません。この蝶も経験上と特徴から、アゲハチョウの仲間ということがわかるくらいです。

西表島にも生息するアオスジアゲハという蝶の仲間だと思います。2頭が追いかけっこをしているところをまとめて採りましたが、模様が違うのは同じ種のオスメスだからか、それとも違う種なのかすらわかりません。この底の見えないような昆虫の種類の豊富さが、熱帯雨林の魅力ですね。

 

今回はそれほどアゲハチョウの仲間を見かけることがありませんでした。代わりによく見るのはこのドクチョウの仲間。ドクチョウはそのほとんどの種類が南米大陸に住んでいて、日本にいると名前を聞くことすらないかもしれませんね。

幼虫の頃に毒のある植物を食べることでその毒を成虫になっても体に蓄えています。そしてその派手な色で警告を発しながら、堂々と飛び回るため捕まえるのは意外と簡単です。この蝶の仲間もかなりの種類がいて、オスメスで模様が違ったり、時には生まれた季節で模様が違うなんてこともあるので区別が難しいです。

 

実は南米にはモルフォ以外にも有名な蝶がもう一ついます。その名はミイロタテハ、学名からアグリアスと呼ばれるその蝶も密かに狙っていたんですが、今回は見かけることすらできませんでした。

ミイロタテハはその美しさと種類の多さ、そして捕まえる難しさから、19世紀ヨーロッパの時代から皆の憧れの昆虫。幼虫が麻薬の原料であるコカの葉を食べることから飼育もできず、成虫は高いところを高速で飛ぶため、トラップで採るしかないという幻の蝶です。昔のヨーロッパではこの蝶の標本1匹に何百万という値段がつき、この蝶を担保に銀行がお金を貸してくれたという、まさに人を狂わせる虫でしょう。

そんな蝶が見られなかったのは残念ですが、また次回も仏領ギアナを訪れる楽しみができたと思うことにします。これだけの種類の昆虫がいるので、何回行っても飽きるということはないはず。また少し時期をずらして行ってみるのも面白そうです。

 

以上、虫にーにーの南米仏領ギアナ編でした!

次回の海外遠征の目的地はまだ未定ですが、次はどんな昆虫に出会えるか楽しみです。

人生で一度は行ってみたい国があるんですよねー。南◯◯◯◯の◯◯◯?

はたまたリベンジで南米〇〇ー?

 虫にぃにぃのツアーが八重山日報に掲載されました。2025/07/10

虫にぃにぃの生き物観察ツアーナイトツアーが八重山日報新聞に掲載されました。

この夏休み、虫大好きなお子様とご家族に是非ともご参加頂きたいコースです。

お問い合わせはお気軽にどうぞ!

 虫にーにー、南米で巨大昆虫に遭遇!2025/06/23

今回は巨大昆虫特集です!

南米といえば巨大昆虫、巨大昆虫といえば南米。子供達と、子供心を忘れ損なった一部の大人を惹きつける魔力が南米のジャングルにはありますね。有名どころでいえば、世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオカブトは南米出身です。

では、滞在中に出会った巨大な昆虫をまとめてご紹介します!

まずはコレ。

世界一翅が長いガ、ナンベイオオヤガです。手の大きさと比べるとどれほど大きいのかが一目で分かりますね。

翅の面積での世界最大のガはオーストラリアにいるヘラクレスサンですが、こちらは翅を広げた長さ、つまり前翅開長で世界最大のガです。この個体はライトトラップに飛んできたものですが、バナナを使ったトラップにも引っかかりました。

西表島にいるヨナグニサンというガもかなり大きく、初めて見た時はびっくりしたものですが、こいつもそれに劣らず大きいです。

 

リボンヤママユの仲間です。尾状突起(翅の後ろに伸びたヒラヒラの部分)の長さは世界最長級。このヒラヒラは、コウモリに攻撃された時にオトリとして使う意味があるようで、実際に飛んできたこのガの多くはヒラヒラが破けて短くなっていました。

 

世界最大級のアリ、サシハリアリ。学名からパラポネラ、刺された時の痛みから英語ではバレットアント(弾丸アリ)とも呼ばれています。

大きさは3センチほど。ですがその痛みは強烈らしく、あらゆるアリ、ハチの中で一番痛いとも言われています。手の上に乗せて大きさが伝わる写真が撮りたかったんですが、刺されると24時間は治らないというその痛み。手に乗せる勇気はありませんでした。

 

世界最大のカミキリムシ、タイタンオオウスバカミキリ!今回の旅行中で一番嬉しかったのが、この虫を見つけたことです!

純粋な大きさでは同じく南米にいるオオキバウスバカミキリに次ぐ二位の大きさですが、顎を除いた胴体の大きさでは世界最大。ちなみに、この胴体の大きさだけなら、あの有名なヘラクレスオオカブトを抜いて甲虫最大の大きさだったりもします。

ギアナはこのカミキリが安定して採れる場所です。とはいえその数は少なく、1週間滞在して一回見られたらいいかなといった感じですが。シーズン的にも雨季である1月がベストで、わざわざ雨の多く蝶が飛びづらいこの時期に来たのは、コイツが最大の目標だったからです。

このタイタンは13センチほどと、タイタンの中ではやや小さめ。最大で16センチを超えるものもいるようです。

裏側はちょっと苦手な人が多いかもしれませんね……

このカミキリムシはギアナでも貴重な虫。1人で1匹しか持って帰ることができません。とはいえ、今回の旅行の最大の目的だった虫をゲットできたので、ほっと肩の荷が降りた気分でした。

巨大カミキリその2。ウスバカミキリの仲間です。

こいつもなかなかの大きさです。西表島にも日本最大級のカミキリムシがいますが、それよりも大きいです。

 

こちらは世界で一番重いカブトムシの仲間、アクテオンゾウカブトです。名前の通り象のような体重と迫力のあるカブトムシ。標本になってなおずっしりと重い感触が伝わってきます。

僕の世代は、子供の頃が「ムシキング」というアーケードゲームのブーム真っ只中で、男の子の間では社会現象になるほど流行りましたから、当時はまさか憧れていた巨大カブトムシをこの手で採る時が来るとは思ってもいませんでした。感無量です。

 

昆虫ではないですが、ついでもう一つ。世界最大のクモ、ルブロンオオツチグモ。日本ではペットとしてゴライアスバードイーターという名前で流通していたりもします。要はタランチュラですね。

しっかり毒グモなので、噛まれないように注意が必要です。また、危険を感じると腹の毒毛をこすり落として風に乗せて攻撃もしてきます。この毛が目や鼻に入ると激痛らしいです。

 

雄大なアマゾン川の森、日本ではお目にかかれないような巨大昆虫がたくさん見つかりました。

次回は、美しいモルフォチョウを筆頭に、昼間に捕まえたチョウをご紹介したいと思います。

 虫にーにー、ついに憧れの南米へ!2025/06/05

今年の1月、2月にとった冬休みで、ついに子供の頃から憧れだった南米のアマゾン川流域へ行ってきました!

とはいっても、よくテレビで特集されるような広い川、原住民、ピラニア、といった感じとは少し違います。同じアマゾンでもブラジル、ペルーといった国ならばそういった経験もできますが、今回訪れたのは仏領ギアナという国。

仏領ギアナ、フレンチギアナと呼ばれることもある南米の国ですが、ほとんどの人は聞いたことがないと思います。検索しても、日本人が訪れたブログなどはほとんどヒットしません。ただこの国は虫好きの中では割と有名で、南米で虫を見るならまずここ、とオススメする人も多いです。

実際、南米大陸にありながらフランスの海外県という扱いですから、南米の他の国より物価は高いですが治安はいいです。とてもお手軽にとは行きませんが、海外旅行の初心者が南米のいろいろな昆虫に出会うにはもってこいの国です。

 

今回も、例年と同じように有休を使い、社長にゴマを擦りながらお願いしまくることで3週間の休みを生み出しました。その休みを利用して、せっかく憧れのアマゾンに行くのに短期間ではもったいない合計12泊の滞在を決意。社会人になって毎年数週間の休みが取れることに感謝。夏の間で必死に働いたかいがありました。

 

出発日、まずは石垣島から東京に出る必要があります。

ギアナまでの飛行機はパリ経由のものがあるので、乗り換えも楽です。楽とはいえ、東京からパリまで15時間、そこから飛行機を乗り換えて仏領ギアナの首都カイエンヌまで7時間ですから、人生で一番長い旅路となりました……。

 

首都、カイエンヌの空港に到着。石垣空港くらいの大きさで、意外とキレイでしっかりしています。

ギアナは宇宙センターやロケットの打ち上げでも有名な国です。赤道に近いところで打ち上げたほうが、地球の自転による遠心力を最大限活用できるからですね。日本でも、より赤道に近い種子島がロケットで有名な理由もこれです。

ギアナの面積は北海道ほどでありながら、その土地のほとんどは広大な熱帯雨林。テレビ番組を見たりしていると、舗装されていないデコボコ道を車で何時間……みたいなのを想像しますが、ホテルまでの道のりは意外とスムーズ。ホテルの人に空港に迎えに来てもらい、1時間ほどで到着しました。

今回宿泊したホテルはジャングルの中にポツンとある、一部屋ずつが離れになっているタイプのロッジ。携帯の電波は事務所のある建物以外は入りませんし、シャワーやトイレは部屋ごとにありますが、お湯は出ません。

そんな快適とは言えないロッジを選んだのは、この宿の立地と虫採りには欠かせないあるサービスです。というのも、このロッジは追加料金を払うことで夜に強力な灯りをつけて虫を集める罠、ライトトラップの道具一式を貸してくれるのです。それも、普段から僕らが使うような持ち運び式のものではなく、発電機と水銀灯を使用したかなり強力なやつです。

また、この国から虫を持ち出すには、日本でいう環境省のようなところに持ち出す種と数を申請する必要があるのですが、その手続きも全てロッジでやってくれます。

虫採りの人の多くが南米での旅行にこの国をオススメするのはこのロッジの存在も大きいと思います。南米の国の多くは自分の国の資源である熱帯雨林と、そこに住む動植物を法律で守っています。そのため、一般人が趣味目的で虫を捕まえることのできる国はそう多くはありません。ギアナにも、緩いとはいえしっかり保護する法律があり、一人が持ち出せる種や数は決められています。当然、今回はフランス政府に許可を取り、法律の範囲内で捕まえました。

ロッジの裏はすぐ熱帯雨林ですので、昼間にはカラフルなチョウが飛び回り夜には巨大な甲虫がライトに集まってくる、最高の環境です。

ここからの12泊は、昼は森を歩いてモルフォチョウを筆頭に様々なチョウを捕まえ、夜はライトトラップで一晩中虫が集まるのを待つ生活が始まります。

ロッジに到着した時にはすでに夕方で、森を散策することはできませんでしたが、さっそくスタッフの人にライトをつけてもらって虫を集めてもらいます。

 

集まった虫はまた次の記事でご紹介します。虫好き憧れの南米ということで、びっくりするような巨大、珍しい昆虫がたくさんお見せできると思います。お楽しみに!

 虫にーにーの台湾旅行 〜夜の虫採り編〜2025/02/11

台湾では、夜はほぼ毎日ライトトラップをしていました。

ライトトラップとは、夜行性の昆虫が光にあつまる習性を利用して、虫のいそうな場所で強力な明かりを照射して虫を採る方法です。日中は隠れていて見つけるのが難しい虫、特にクワガタやガなどを捕まえるのに活躍します。

普段は充電したポータブルバッテリーをライトに繋いで電力を供給したり、本格的な人は発電機を用意したりするのですが、飛行機に乗る都合でそんな大それた方法は取れません。

そのため、今回は強力なライトは日本から持ち込み、電源はレンタカーのシガーソケットから引っ張ってくることにしました。

現地のガイドさんもライトトラップを用意してくれました。発電機と水銀灯を使用しているので眩しさは段違いですね。色々な虫が集まってきますが、そのほとんどはガです。これは台湾でも西表でも一緒ですね。

最初こそ飛翔能力の高いガなどの虫が大量に飛んできますが、時間がたつと大きな虫も飛んできます。飛ぶのが下手な虫、体が重い虫なんかはライトに飛んでくるまでに何度も墜落したりぶつかったりするので、時間がかかるのかもしれません。

たくさんの虫が飛んできて、とても全部は紹介しきれませんが、中でも見る事ができて嬉しかったものをご紹介!

狙いの虫であったミヤマクワガタが飛んできました!

台湾には何種類ものミヤマが住んでいますが、これはタカサゴミヤマクワガタです。「高砂」とは、昔の日本での台湾の呼び名。同じような台湾の別の呼び方で「フォルモサ」というものもありますが、こちらはヨーロッパでの古い呼び方です。台湾の生き物にはタカサゴ〜だったり、学名にフォルモサ、とつくものが多いのはこのためですね。

日本のミヤマクワガタにとても似ていますが、より大きくなるようで、この個体も迫力があります。標高1000メートル以上の山の上に住んでいるようで、そんなに高い山のない西表にはミヤマがいないのも納得です。

 

昼間も見かけたアスタコイデスノコギリクワガタ。

今回の旅で一番よく目にしたクワガタです。台湾では定番のクワガタのようで、毎日のようにライトに飛んできました。山間のコンビニの明かりに向かって飛んできて、ひっくり返っている姿も見かけました。オレンジのクワガタって日本だとほとんどいないんで、新鮮ですね。国産のトカラノコギリクワガタなんかはオレンジっぽいですが、採集は禁止ですからね……

タイワンテナガコガネ!

こちらは名前の通り、手が長い大型のコガネムシ……なのですが、こちらはメスのため、手の長さは普通サイズ。贅沢を言うなら、ぜひオスも見てみたかった!

テナガコガネといえば、日本では天然記念物にもなっている沖縄本島のヤンバルテナガコガネが有名です。テナガコガネは大きくて希少価値が高く成長速度も遅いので、乱獲の対象にならないように法律で守られいるんです。

台湾のこの種も法律で捕まえることは禁止されているので、この虫は当然リリース。姿を見る事ができて感激です。

 

こちらも捕まえてはいけないシェンクリングオオクワガタのメス。どうやら台湾の虫の神様は、僕には採集禁止種のオスは見せてはくれないようです。オスがいたら欲望に負けて持って帰ってしまうと思われているのかな……(笑)

オスは、オオクワガタと言いつつ日本のコクワガタを大きくしたような姿だとよく言われています。見てみたかったです。

 

こんな感じで、色々な昆虫と出会うことができました。特にテナガコガネには人生で初めて生きた姿を見ましたので、大感動です!

石垣と台湾を結ぶ国際線が運行すれば、台湾は西表から最も行きやすい昆虫の楽園になると思います。まだまだ見ていないクワガタ、テナガコガネのオスなんかも次回に狙っていきたいですね!

 

以上、台湾編でした。

 

次回はこの冬の休暇を利用しての海外遠征記をアップしていきますよ。

気になる今年の行き先は〇〇〇〇〇〇〇。ターゲットは世界最大の〇〇〇〇〇〇。

さてどこの何でしょう笑

 

次の更新をお楽しみに〜♪

 

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