西表島の大自然やツアー内容をご紹介
日本の端っこ・西表島の日常や島民しか分からないレアな情報も登場するかも!?
2017→20182017/12/31
昨日までの陽気から冬の北風に変わり雲が広がった西表島。
それでもマングローブや亜熱帯の森は静かで、ピナイサーラの滝はいつも通り淡々としております。
今年も無事カヌーツアー業務を行う事ができました。これも単にご参加いただいた皆様、関係者の方々のお陰でございます。
この場を借りてお礼申し上げます。本当に有難うございました!
八重山・西表島に訪れる観光の方々もさらに増加し、それに従事する我々もスピードある変化を求められていると感じております。
2018年もサニーデイは「初めての西表島を楽しむツアーのご提供」という理念の元、真摯に業務に取り組み、変化・進歩し続け、訪れる皆様に沿うものをご提供して参ります。
来年も変わらずご指導賜りますよう、宜しくお願い致します。
簡素な文ではありますが、年末のご挨拶とさせていただきます。
全国的に寒そうな年越しですね。皆様、どうか暖かくしてお過ごしくださいませ。
それでは、良いお年を!
株式会社サニーデイ スタッフ一同
年末年始も休まずカヌーツアーやってます!2017/12/28
サニーデイは12/31も1/1も休まずカヌーツアーを開催しております。
大晦日だけ少しお天気崩れそうですが安全に開催できる範囲内のようで、年末年始は割と天気に恵まれそうです。
西表島のカヌーツアーをご検討の方、お問い合わせは 090-6860-9533 までお気軽にお電話くださいませ。
年末年始は国内最高のマングローブ地帯でカヌー体験を楽しみましょう!
ドングリころころ2017/12/20
みなさん、こんにちは。
西表島は雨が続き最高気温も20度前後と肌寒い日が続いています。この時期は北風が強くとっても寒いので、僕は風から逃げるように西表島の森に入ります。
森の中は、木々が風を防いでくれるおかげで寒くありません。てくてく散策していると、足もとになにやら落ちています。
よく見ると、それはドングリでした。
しかもいっぱい落ちています。
ドングリの正体は、オキナワウラジロガシという木。
奄美大島より南、西表島はもちろん、沖縄島や久米島にも分布しています。”ウラジロ”の名前の由来は、葉っぱの後ろが白いことからきています。
オキナワウラジロガシの大木は、西表島の森の中でもひときわ存在感を放っています。
イリオモテヤマネコやリュウキュウイノシシもオキナワウラジロガシの大木にできた洞(うろ)で体を休めるそうです。
それはともあれ、森に落ちているドングリを拾ってみると、
まあ、びっくり!とっても大きいんです!
実は、オキナワウラジロガシのドングリは日本一大きなドングリなんです!
大きいものは、ぼうしの部分(殻斗)が500円玉くらい。特に八重山地域のドングリは大きくなるそうです!
こうやって並べてみると、黒っぽかったり長細かったりと、色や形に個性があって可愛いですね!
しかし、この大きなドングリは毎年実るわけじゃないんです。花が咲いてからドングリが落ちるまで2年ほどかかるそうです。なので、年によってドングリが豊作の年とそうではない年があるそうです。
さあ、今年はどうかな、いろんなところに探しに行こうっと!
みなさんも西表島に来た際はぜひ、日本一のドングリを探してみてはいかがですか。
スタッフ 大越
自分流、西表島の休日。2017/12/16
12月15日の西表島は晴れ!
この時期には珍しく、雲一つないくらいの快晴となりました。
今日は仕事が休み……とくれば、西表の晴れを満喫するしかありません!
ちょうど、東京から学生時代の友人が西表に遊びに来ていたので、彼らを誘って山へ昆虫採集へ行くことに。
まずは「あるチョウ」を見つけるため、上原集落から車で40分かけて大富林道へ……
林道の入り口。
これだけ晴れていればチョウもたくさん飛んでいるはず……
林道の中はこんな感じ。
捕虫網を構えて、いつチョウが飛んできてもいいようにスタンバーイ……
と、前から黒くて大きなチョウが飛んできた……すれ違いざまに一瞬、メタリックグリーンに輝く翅が。
反射的に思わずネットイン!!
ヤエヤマカラスアゲハ
本州にも生息している、カラスアゲハの八重山亜種。こっちのは緑の光沢が日差しを反射してとても綺麗!!
西表ではさほど珍しくはありませんが、本州ではこんなチョウはなかなか見ることができないのではないでしょうか?
そんなことより、今日の目的は紫に光る「あのチョウ」。
それらしき影を追っては網を振りますが……
ツマムラサキマダラ
これまた紫に光る綺麗なチョウですが、これではない……
目的の「奴」はこいつによく似ているのですが、自分はまだ経験が浅く、飛んでいる時は分からない……
それらしきものを捕まえては逃がし、捕まえては逃がし……
何回網を振ったかわからなくなった頃、網に入った紫のチョウを確認して
「あぁ……またツマムラサキマ……」
ん?翅が丸い……?これは違うぞ!?
マルバネルリマダラ
これです!これが今回の目的!!
本来、西表には生息していませんが、台風や季節風にのってこの島まで飛ばされてくることがあるチョウです。
西表では偶然よそから飛ばされてきた種類なので、あまり数が多くありません。
色も綺麗でカッコイイので、是非ゲットしたかったチョウです。
台湾、グアムなど住んでいる場所によって翅の模様が微妙に違うのも魅力的ですね。
その後も、2時間ほど同じ場所で粘り、3人で4頭を採集。
大原港近くの食堂で八重山そばを食べて、ほくほく顔で帰宅。
有意義な休日となりました。
スタッフ 船越
茶色くて小さい可愛いヤツ2017/12/09
12月に入り、寒さも厳しくなってきた西表島。
気温は20度前後ですが、強い北風を浴びるのでそれ以上に寒く感じてしまいます……。
ですが今日は、そんな寒さに負けずに暮らしている生き物をピックアップ!
チャイロマルバネクワガタ
クワガタと言えば、夏にしかいないイメージですよね。
しかし西表島ではその常識は当てはまりません。
世界中で、石垣島と西表島にしかいない珍しいクワガタです。
大きさは3センチくらい。オスでもあまり大あごが発達せず、一目見ただけではクワガタとはとても思えない形をしています。
またその生態も独特で他の多くのクワガタと違い、夜に樹液に集まることはなく、主に昼間に森の中を歩き回っています。
そしてこの虫は10月~12月と、秋から冬にかけて見ることができます。
ちなみに、石垣島では2015年からこのクワガタの採集が禁止されてしまったため、捕まえることができるのはこの西表島だけ。
こっちがオス。
こっちはメス。
あまり大きな違いがないので、雌雄がわかりづらいですね……。
エキゾチックで透明感のある茶色と、丸っこくて小さいフォルムが可愛らしいクワガタです。
トレッキング中に足元を見てみると、色々な生き物に出会えます。
ツアーにご参加の際は是非探してみてくださいね!