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 虫にーにー、ついに憧れの南米へ!2025/06/05

今年の1月、2月にとった冬休みで、ついに子供の頃から憧れだった南米のアマゾン川流域へ行ってきました!

とはいっても、よくテレビで特集されるような広い川、原住民、ピラニア、といった感じとは少し違います。同じアマゾンでもブラジル、ペルーといった国ならばそういった経験もできますが、今回訪れたのは仏領ギアナという国。

仏領ギアナ、フレンチギアナと呼ばれることもある南米の国ですが、ほとんどの人は聞いたことがないと思います。検索しても、日本人が訪れたブログなどはほとんどヒットしません。ただこの国は虫好きの中では割と有名で、南米で虫を見るならまずここ、とオススメする人も多いです。

実際、南米大陸にありながらフランスの海外県という扱いですから、南米の他の国より物価は高いですが治安はいいです。とてもお手軽にとは行きませんが、海外旅行の初心者が南米のいろいろな昆虫に出会うにはもってこいの国です。

 

今回も、例年と同じように有休を使い、社長にゴマを擦りながらお願いしまくることで3週間の休みを生み出しました。その休みを利用して、せっかく憧れのアマゾンに行くのに短期間ではもったいない合計12泊の滞在を決意。社会人になって毎年数週間の休みが取れることに感謝。夏の間で必死に働いたかいがありました。

 

出発日、まずは石垣島から東京に出る必要があります。

ギアナまでの飛行機はパリ経由のものがあるので、乗り換えも楽です。楽とはいえ、東京からパリまで15時間、そこから飛行機を乗り換えて仏領ギアナの首都カイエンヌまで7時間ですから、人生で一番長い旅路となりました……。

 

首都、カイエンヌの空港に到着。石垣空港くらいの大きさで、意外とキレイでしっかりしています。

ギアナは宇宙センターやロケットの打ち上げでも有名な国です。赤道に近いところで打ち上げたほうが、地球の自転による遠心力を最大限活用できるからですね。日本でも、より赤道に近い種子島がロケットで有名な理由もこれです。

ギアナの面積は北海道ほどでありながら、その土地のほとんどは広大な熱帯雨林。テレビ番組を見たりしていると、舗装されていないデコボコ道を車で何時間……みたいなのを想像しますが、ホテルまでの道のりは意外とスムーズ。ホテルの人に空港に迎えに来てもらい、1時間ほどで到着しました。

今回宿泊したホテルはジャングルの中にポツンとある、一部屋ずつが離れになっているタイプのロッジ。携帯の電波は事務所のある建物以外は入りませんし、シャワーやトイレは部屋ごとにありますが、お湯は出ません。

そんな快適とは言えないロッジを選んだのは、この宿の立地と虫採りには欠かせないあるサービスです。というのも、このロッジは追加料金を払うことで夜に強力な灯りをつけて虫を集める罠、ライトトラップの道具一式を貸してくれるのです。それも、普段から僕らが使うような持ち運び式のものではなく、発電機と水銀灯を使用したかなり強力なやつです。

また、この国から虫を持ち出すには、日本でいう環境省のようなところに持ち出す種と数を申請する必要があるのですが、その手続きも全てロッジでやってくれます。

虫採りの人の多くが南米での旅行にこの国をオススメするのはこのロッジの存在も大きいと思います。南米の国の多くは自分の国の資源である熱帯雨林と、そこに住む動植物を法律で守っています。そのため、一般人が趣味目的で虫を捕まえることのできる国はそう多くはありません。ギアナにも、緩いとはいえしっかり保護する法律があり、一人が持ち出せる種や数は決められています。当然、今回はフランス政府に許可を取り、法律の範囲内で捕まえました。

ロッジの裏はすぐ熱帯雨林ですので、昼間にはカラフルなチョウが飛び回り夜には巨大な甲虫がライトに集まってくる、最高の環境です。

ここからの12泊は、昼は森を歩いてモルフォチョウを筆頭に様々なチョウを捕まえ、夜はライトトラップで一晩中虫が集まるのを待つ生活が始まります。

ロッジに到着した時にはすでに夕方で、森を散策することはできませんでしたが、さっそくスタッフの人にライトをつけてもらって虫を集めてもらいます。

 

集まった虫はまた次の記事でご紹介します。虫好き憧れの南米ということで、びっくりするような巨大、珍しい昆虫がたくさんお見せできると思います。お楽しみに!

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