西表島の大自然やツアー内容をご紹介
日本の端っこ・西表島の日常や島民しか分からないレアな情報も登場するかも!?
ツアー中に会えるかな?2017/10/15
季節は秋に差し掛かりましたが、まだまだ暑さの続く西表島。
山は紅葉で赤や黄色に染まりはじめる季節ですが、西表のジャングルは眩しいくらいの緑色!
10月11月と引き続き楽しめる西表島のカヌーツアーなのです。
ピナイサーラの滝の上からは、緑が広がるマングローブの大自然と、珊瑚が作り出す青い海が一望できますよ~。今日は、そんな自然豊かな西表島だからこそ見られる生き物たちをご紹介します。
サキシマキノボリトカゲ
西表島では最もポピュラーな生き物の一つで、ツアー中にも何度も見ることができます。
名前通りの木登り上手、木から木へぴょんぴょんと飛び移っていきます。
トカゲというと尻尾を切って敵から逃げることで有名です。しかしキノボリトカゲは長い尻尾を使い木の上でバランスをとるため、尻尾を切らないように進化しました。
また、体の色は木にそっくりで、じっとしているとなかなか見つけることができません。周りの環境に合わせて茶色のもの、緑のもの、中には赤っぽいものもいます。
コウシュンモダマ
とても大きな豆をつくるつる性の植物でさやの長さは1メートルを越え、中の種子は直径5センチを超えることもあります。つるも太く、大人がぶら下がってもびくともしない、まるで「ジャックと豆の木」に登場するマメの木のようです。西表島では多くの場所で生えていますがマメを付けることは少なく、大きなさやはとても珍しいです。
種子は水に浮き、海へ流れて外国へたどり着くこともあるそうです。
シオマネキ
このカニのオスは片手のハサミが特に大きくなり、この大きなハサミを一生懸命ふって「ウェービング」と呼ばれるメスへのプロポーズをします。その動きが「海の潮が早く満ちてくるように招いている」ように見えることから「潮招き」と名付けられました。住んでいる巣穴の近くには小さな砂団子がつくられ、近づくとすぐに穴の中に隠れてしまいます。また、オスのカニには利き腕があり、右のハサミが大きいカニもいれば左が大きいカニもいるのがとてもおもしろいですね。
ヤエヤマオオコウモリ
羽を広げると最大60㎝にもなる、西表島では最大のコウモリです。
コウモリというと他の動物の血を吸うイメージがありますが、オオコウモリは植物の葉や花、木の実などを食べる大人しい種類です。南西諸島に生息するクビワオオコウモリの仲間で、洞窟内には棲まず、普段は木の枝などに止まっています。主に夜に活動しますが、ツアー中稀に大きな木の下にぶら下がって寝ている姿を見ることができますよ。
コナカハグロトンボ
世界ではここ西表島と石垣島にしかいない貴重なトンボで、ほぼ一年中見ることができます。大きさは3センチほどと小柄ですが、オスはきれいな赤色をしておりジャングルの中を飛ぶ様子はとても美しいです。若いオスは森の中にいることが多いですが、成熟すると川のそばで縄張りをつくるため、滝壺で泳いでいるときに周りを飛び回っていることが多いです。中にはお客さんの頭の上に止まってしまうトンボもいますが、すばしっこいので捕まえるのはなかなか難しいですよ!
サキシマハブ
西表島で最も危険な生き物の一つ、毒ヘビのサキシマハブ。沖縄県では島ごとに住んでいるハブの種類が違いますが、西表のハブは毒が弱く、臆病な性格をしています。ただし噛まれると出血性の毒によって激しく痛み、最悪の場合は後遺症が残る可能性もある危険なヘビです。夜に活発に動くため、ツアー中に出会うときはとぐろを巻いて寝ていることが多いです。何週間も出会わないこともあれば一日に二回見ることもありますので、見つけたときは起こさないようにそーっと通り過ぎてくださいね。
カンムリワシ
イリオモテヤマネコと同じく特別天然記念物に指定されている鳥で、西表島では100羽程しかいないと言われています。興奮すると頭の後ろにある羽毛を冠の様に逆立てることからこの名前が付きました。カニやカエルなどの小動物を食べていますが大好物はヘビで、
車に引かれたヘビを食べるために電線に止まっている姿をたまに見かけます。直接空から獲物を襲うのではなく、一度地面に降りるため、狩りの成功率は低いそうです。
環境の変化、交通事故等が原因で個体数が減っていると言われているため、ツアー中に見つけることができた方はラッキー!
西表島は豊かな自然と、そこに生息する様々な生き物が楽しめるところで、ここで紹介した生き物たちはすべてツアー中に出会える可能性のある生き物たちです!
皆さんもサニーデイのカヌーツアーで、こんな不思議な生き物がたくさんいる西表島を満喫してみませんか?
ツアーに関するお問い合わせはTEL:090-6860-9533までお気軽にどうぞ!