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日本の端っこ・西表島の日常や島民しか分からないレアな情報も登場するかも!?


 ツアーガイドは研修の季節です。2016/11/29

かなりお久しぶりのブログ更新です。前回のブログをいつ書いたのでしょうか、もう全然記憶にありません。

いつしか西表島も冬の到来を実感させる肌寒い北風が吹きつける季節となりました。ツアー予約もすっかり落ち着いた今日この頃、一旦島を離れ長野までWAFA(野外応急処置)講習を受けて参りました。

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西表との気温の差は10度以上。船から飛行機、夜行バス、電車を乗り継ぎ長野県の山奥まで向かいます。
野外救急救命は、病院へ搬送するのに時間を要する自然環境の中で起こったケガや病気に対し、その場で応急処置対応します。野外現場で起こった怪我や病気は病院に繋ぐまでの初期対応が重要と言われています。実際ツアーに参加する皆様を西表島という特殊な自然のフィールドへお連れしていく上で、起こりうるケガや事故を想定し対処できる知識と処置を習得する講習です。

さすがは国際基準!といった講習内容で、かなり専門的です。特殊メイクや傷病者の演技(嘔吐している人や意識不明の人)も交えた本当の事故現場を想定した様々なシチュエーションでの救助訓練で、本格的な内容の座学なども交え計4日間(約40時間)の講習を受講しました。傷病者役などもやりまして、演技がうまくなったような気がします(笑)。

さておき…、講習の内容は過酷な自然環境を想定したものから、日常的に起こりうる事故を想定したものまで幅広く設定されていました。骨折や脊椎損傷などの外傷や、心肺停止や呼吸困難、熱中症や低体温症、アレルギー症状、持病による発作などの数多くの病気や傷害が野外での現場で起こることを想定した内容でした。

 

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それぞれ状況によって処置方法は様々。例えば、崖から転落した人が足を痛がっている場合、真っ先に足の心配をしがちだと思います。ですが、足のケガよりも深刻な傷害、脊椎の損傷や臓器の損傷などが発生しているということも想定し処置しなければならず、特に脊椎の損傷に関しては下半身不随等に関わる非常に危険なケガであるケースが殆どです。むやみに傷病者を動かさず救助を待ったほうが良いなど、今までの考え方が随分変わるような内容でした。

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これらの学んだ内容は、サニーデイのツアー中に想定し得る事故や傷病で、対処する知識・技術を身につけることができましたが、それ以上にどんな場所に危険が潜んでいるかという予測ができるようになり、より安全にガイドできる力が身についたと感じています。
なんとか無事試験にも合格することができ、資格を取得することができました。

サニーデイではお客様にツアーを100%楽しんでいただくために安全を第一に考え、安心していただけるツアーにできるよう日々知識や技術の向上に励んでいます。
これからも安全なガイドができるように日々精進したいと感じた4日間でした。

 

 staff:村尾

 

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