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 春を彩る花々2018/03/30

こんにちは。
もうまもなく4月が始まります。ちょうどのこの時期は、別れの季節であり、新たなスタートの季節でもあります。
ここ、西表島には高校がないので、島内の中学校を卒業した3年生は、
島外の高校に進学するため西表島を離れていく姿が見受けられます。
今ちょうど全国的には、別れと出会いのこの季節を彩るように
桜が満開に咲き誇っているのではないでしょうか。

そんな中、暖かい西表島では、今様々な”花”が見頃を迎えています。
その中から少しだけピックアップしてご紹介いたします。

 

◯センダン

西表島の道路を走っていると、ちらほらと紫色の花を見かけます。おそらくこれはセンダンの花でしょう。(写真では分かりにくいですが、上の方で花が咲いています。)


樹高の高い木の花は近づいて見るのは難しいですが、よーく見てみると、可愛らしい5枚の花弁を、大の字のように広げている花を見ることができます。

 


このセンダンの幹は、建築材や器具材に利用に利用されているそうです。
見るのもよし、使うのもよし、の優れた木ですね。

 

 

◯ナンテンカズラ
カヌーで漕いでいると、近くの木々の上の方で、小さな黄色い花を見つけることがあります。
これは、ナンテンカズラという蔓性の植物の花です。マメ科の植物で、花が終わると、マメを作ります。


とても明るい花でハチなどがせわしなく訪れている様子をみることができます。
ただ、こいつは、葉や枝に鋭いトゲがあるので気をつけて。
ぼーっと見とれて突っ込むと、、、
かなり痛い思いをするので要注意!

 

◯セイシカ
西表島の春の花の代表といえば、このセイシカでしょう。
ツツジの仲間のセイシカは、日本では石垣島とこの西表島にのみ生育しています。
よく見かけるツツジよりも淡いピンクの花をしており、岩場に映える清楚な花です。
ピナイサーラに行く途中や、ピナイサーラの滝上でも観察することができます。

 

◯ヤエヤマスミレ
雄大なピナイサーラを見上げる滝つぼの、足もとにひっそりと咲く可憐な花です。
石垣島と西表島にのみ生育しているスミレの仲間です。
渓流沿いに咲く白く細い華奢な花とはうらはらに、増水時でもしっかりと根を張っている姿には、
大きな生命力を感じます。

 

◯ヤエヤマヒメウツギ
ヤエヤマスミレと同様に名前にヤエヤマとつく植物です。
だけど、ヤエヤマヒメウツギは西表島にしか生育していません。
西表島固有種です。
このヤエヤマヒメウツギのピナイサーラの滝つぼで見ることができます。
満開になると、ブーケのような白い花を丸く咲かせます。
数が少なくなかなか出会えない植物の一つです。

 

 

 

上の植物は、すべて西表島に野生で生育しているものです。このジャングルのどこかで咲いています。
ぜひ、探してみてください。

最後にもうひとつ
皆さんは、この花が何か分かりますか?

 

これは、西表島のフルーツの王様、マンゴーの花です。
今まさに、マンゴーは満開を迎えています!
マンゴー栽培は、温度管理が重要で、管理しやすいようビニールハウスで栽培しています。

 


マンゴーの花は黄色で小さく、枝先にまとまって咲きます。

ハエやハチなどがせっせと花を行ったり来たりする様子が観察できました。

 

 

この小さい花から、あの甘いマンゴーができるのです。
収穫は、8月から9月にかけて。待ち遠しいです。
西表島のギラギラ太陽の日差しを浴びて、すくすく大きくなってね!

 

今回ご紹介した植物たちのように、一口に”花”といっても、色や形、大きさも多種多様です。
季節が変われば、花も変わる。
これからの季節はどんな花が咲いて、どんな生き物が集まってくるのだろう。
そんな視点で西表島を見てみると、広大な自然の中に生きる小さないのちに出会うことができるかもしれません。

 

大越 光太郎

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